ぽえむ太郎です。
今日から3月、大阪はさわやかな青空が広がっています。
「泣いて笑ってスリランカ」末広美津代著 ダイヤモンド社
さて、少し読書づいているぽえむ太郎ですが、またまた想いの深い本に出会いました。いつも楽しくお話しさせていただいているバザールス・ヴィンケルさんからご紹介いただいた本です。

当時20代の著者は、ある出来事がきっかけで紅茶にのめりこみ、新聞記者を辞めて単身スリランカにわたり、アポなし茶園修行を敢行。その時ふれあったスリランカの人々との縁を生かして、今は良質なスリランカ紅茶を扱う会社を営んでいます。
日本人が一番飲んでいるのはスリランカの紅茶俗に言うセイロンティ。ぽえむ太郎も、インドのダージリン地方やアッサム地方のそれぞれ個性ある素晴らしいお茶をいろいろ味わう機会をいただいてきましたが、そう言われてみると、あのどこか飲みなれた風合いはセイロンティ、、改めて関心がわいてきます。
ヌワラエリヤ、ウバハイランズ、キャンディ、ディンブラ、ルフナ、、九州ほどもない島なのに、標高差や外洋から吹き込む季節風などの影響で、全く個性の異なるお茶づくりが行われているようで、ぽえむ太郎も勉強になることがたくさんありました。
しかし、この本を読んで感動してしまうのは、次のような著者のあとがきに記された想いが一貫してつらぬかれているからです。以下少し長くなりますが、引用させていただきます。
『紅茶のことならん何でも知っている紅茶博士になるぞと思いスリランカへ旅立った私。(中略)夕方、ディンブラの下宿先では、1.5リットルもの紅茶を毎日作る。茶葉を抜いて大きめのなべに紅茶を注ぎ、冷めないように皿でふたをしておく。そして、思い思いの時間にキッチンにやってきては一息入れる。ご近所さん、友達なども入れ替わり立ち替わりその家を訪れる。そのたびに、「紅茶でも飲んで行きなよ」と声をかけて、気軽にティタイムを楽しむ。
そうなのだ。それが紅茶なのだ。紅茶を飲みながら、大切な人とゆっくりと時を刻む。なんて素敵な過ごし方だろう。紅茶は脇役でよかったのだ。気がつくまで、ずいぶんと時間がかかった。』
末広さんの会社ミツティHP
http://www.rakuten.ne.jp/gold/mitsutea/バザールスヴィンケルさんHP
http://www.juno.dti.ne.jp/~winkel/ぽえむ太郎がお届けするコーヒーも、いつもどこかで人のお役にたてるように頑張りまーす。。