すっかり春めいた暖かな一日。。今日は東京でお世話になっている特別支援学校の卒業式に参列してきました。
1年半ほどですが、学校内にあるカフェでコーヒーの入れ方や接客マナーなど毎週教える機会をいただいていました。かれらはみな軽度の知的障害を持っていますが、3年間の就業技術科コースを終えて多くの生徒さんの就職も内定しているそうです。今日は97名の卒業生がみな立派に登壇し一人一人校長先生から卒業証書を授与されましたが、一歩一歩の真剣さ、登壇する生徒さんの姿に涙するご家族や先生方の姿にも胸をうたれました。10日ほど前に校内で開かれた接客コンテストでは、どの生徒さんも1杯のコーヒーを出す動作のひとつひとつがとても丁寧で、「お客さまにきちんとしたものをお出ししよう」という切々とした思いにあふれていました。会社の倉庫の商品を1日でほぼ暗記してしまった生徒さん、われわれよりもきれいで正確な荷詰めをしてくれた生徒さん、私の伝票の打ち損じを指摘してくれた生徒さん。。彼らに共通する一歩一歩の真剣さは、純粋というよりも才能という言葉がふさわしいと思います。そしてこの才能が社会で生かされることを願ってやみません。そういう仕組みをもっともっと充実させることができるなら、彼らの才能が社会に貢献する光り輝く力となります。私も微力ながら出来ることはお手伝いをさせていただきたいと思っています。
彼らの作ったパウンドケーキをお土産でいただいてきました。マーガレットはこの学校のシンボル、花言葉は誠実さ、誠を尽くすこと。。。彼らにありがとうの想いをこめて写してみました。

