今日(正確には昨日)の午後はフランス菓子職人、ジャン・リュック・ムーランさんのお菓子のデモンストレーションが環境工学さんのスタジオであり出席させていただきました。。フランスはリヨンから、ホテルの仕事で26歳のときに来日されて22年の歳月。10年間製菓の学校の先生もされていた方ですが、今年五月に豊中市曽根にお店を開業された縁で、地域の一般の方向けの製菓の教室を来年からスタートされます。。そのキャリアは故郷リヨンの老舗ショコラティエでスタートされたとのことですが、最初のデモンストレーションもトリュフ、チョコレートの温度調節テンパリングの大切さを何度も繰り返し丁寧に話されます。衛生面で厳しい今のご時世、当初は温度計で計って見せてくださっていましたが、「見なかったことにしてください♪。。」と、チョコレートの付いた木べらを上唇にちょっとつけて温度を確認。。人が一番温度を感覚できる場所だそうです。
いろいろな気遣いをされながら、一人で二時間の日本語の講義。。22年前には想像もされなかった今日のこの日。。ベーシックへの自らの想いをこれからの教室でも切々と語ってくださるのではないかと思います。「私の日本語は大丈夫ですか?」「ダコール(もちろんです)!ムッシュー」



ムーランさんのケーキはボリュームもたっぷり。「きっとコーヒーにも合いやすいでしょ。」と声をかけていただき、今日も≪フレンチコーヒー≫を淹れさせていただきました。よく使われているカレボー社のチョコレートは、個性を競うよりもシンプルで食べやすくという考えで選ばれているのだそうですが、たしかに酸味や香りにクセがなく口当たりがとてもマイルド。
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