もうひとつ、最近元気をもらった一冊
中川なをみ作 舟橋全二画 砂漠の国からフォフォー くもん出版 
主人公のあゆらは、西アフリカのニジェール共和国に幼稚園教諭として派遣されます。あたり一面の砂漠、本当に毎日40度を下らない猛暑の中での日々(もちろんエアコンはない)、教育とは鞭打って規則どおりしつけることだという幼稚園での教師たちとの葛藤、物乞いの少年との友情、次々と生まれては死んでいく赤ん坊とようやく生き延びた後につけられるその名前、、でもみんなたくましく生きていってしまうんだなあという『あゆら』のカルチャーショックのいくばくかを、読者として追体験してみる。。そして、水も食べ物も分かち合わなかればとても生きてはゆけない暮らしの中で、「支え合って生きるのが普通の社会って、すごい!」そうあゆらが日本の家族に記した巻末の一文にぐぐっときました。。

このお話は、中川さんの娘さんの実体験をほぼそのままベースにして書かれたそうですが、この4月からキューバの空の下で新たな仕事に着任されています。元気にご活躍されることをお祈り申し上げます。
※実はもうひとりの娘さんのお話だったとのこと。勘違い!!訂正いたします。お二人揃っての活躍ということですね。
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